病害虫対策

コナガ被害の対策【卵・幼虫・成虫の生態 農薬による駆除方法も】

 

もぐみん(@agrimichi)です。

青虫に似たフォルムで葉を食害する「コナガ」。

家庭菜園で野菜づくりをされる方へ、コナガ被害の駆除対策方法をお伝えします。

 

もぐみん
農薬に耐性がある強い害虫だよ

 

コナガとは〜生態と被害の特徴〜

 

生態

コナガの幼虫は青虫にそっくりなフォルムをしています。

体色は緑色、体長は最大10~15㎜程度で青虫より平べったく、お尻に短い二股の尻尾のような脚がみえるのが特徴。

成虫は蛾となり、長細いフォルムが特徴で体長10mm程度、体色は茶色で羽に白いひし形模様があります。

活発に飛び立ち、アブラナ科植物の葉に裏表関わらず卵を1粒ずつ産み付けます。

1個体で生涯100~200個産卵し、適温下では3~4日で8割ほど産み付けるハイスピードぶり。

孵化してからは植物体の上で葉を食べながら過ごし、外部からの攻撃があると糸を吐いて葉に垂らしながら跳ねて落下します。

そのまま生長し葉裏で糸を吐き繭をつくって蛹化し、成虫へと変態。

適温の約23~28℃下ではサイクルが早く、卵から成虫まで約14~25日とあっという間に増えます。

冬越しは主に幼虫、稀に蛹状態で。耐寒性があるため暖地では冬季に成虫へ変態する場合もあります。

暖かくなる3月ごろから成虫になり、数日以内に繁殖活動をします。

ワンシーズンで10回以上は発生を繰り返します。

 

適温の25℃下

卵期間:約2日

幼虫期間:約9日

蛹期間:約5日

成虫期間:約3~13日(低温なほど長命)

 

アオムシとの見分け方

コナガは縦長の身体の背中に白い横線がうっすらつきながら、段々に少し盛り上がっています。

フォルムも青虫よりひらべったく、お尻付近は二股の尻尾のような短い脚がみえるのも特徴。

一方青虫は細かい絨毯のような細かい体毛があることで見分けることが出来ます。

 

被害

幼虫がアブラナ科野菜(特にキャベツ)につき食害します。

葉裏や新芽部分につくことが多いようです。

成虫は食害せず産卵のみ。

孵化直後は葉肉内部に入り食害しますが、大きくなるにつれ葉をすかし状にしたり穴をあけるほどになります。

1個体ではそれほどの被害はありませんが、そこらに卵は産み付けられるので数が多くなると厄介。

被害がひどくなるとキャベツなど結球野菜の内部にまで侵入し食害します。

さらに、さまざまな農薬に対し抵抗性(効かなくなる)を獲得しているため、難防除害虫とされています。

 

発生しやすい時期

3月~11月

真夏は発生が弱まり、耐寒性は強い。

 

コナガが好んでつく野菜

アブラナ科野菜全般(キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、白菜、大根、カブ、小松菜など)

 

駆除・防除対策

雑草にはアブラナ科もちらほらあるため、作付前後の除草を徹底しましょう。

それ以外は防虫ネット対策がお手軽で、農薬も家庭菜園で使いやすいものが出ています。

 

コナガに効く殺虫剤(農薬)

コナガは薬剤耐性が非常に強いので、農業ではさまざまな種類をローテーション散布します。

ただ家庭菜園ではそこまで気にする必要ないので、抵抗性(効かなくなる)がつきにくい農薬を紹介しておきます。

 

STゼンターリ顆粒水和剤が家庭菜園初心者におススメ。有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用でき、自然界にいる天然微生物(B.t.菌)が有効成分です。チョウ目全般に効くので、よくみる芋虫のアオムシ、ヨトウムシ、ハマキムシなども駆除できます(ナノクロムシはハチ目なので効かない)。

 

注意ポイント

農薬は化学系、有機JAS規格使用可能のもの問わず、必ず説明書を確認してください。適用作物・害虫、使用方法・回数・時期ほか、安全使用上の注意が定められています。

 

防虫ネット

農薬散布をしない場合、一番お手軽で手っ取り早いのが防虫ネットを使うことです。

成虫の産卵を防止でき、他の害虫被害も予防できます。

 

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